5月15日、大阪市浪速区の小学校で先生方のための やさしい日本語研修会 が開かれました。
主催はNPO法人DeepPeople、中央共同募金会の助成で実施され、講師は岸本が担当しました。
大阪市では3番目に外国人がたくさん住んでいる浪速区。100人中6~7人が外国人という比率です。
会場となった大阪市立塩草立葉(しおくさたてば)小学校にも約60名の外国籍の子供たちが在籍しているそうです。
教室の外にはベトナム国籍と思われる名前が書かれている靴入れボックスもありました。
1時間という短い時間でしたが、本当にお忙しいのに30名以上の先生方が集まってくださいました。
2年生の教室ということもあり、とても小さくてかわいらしい机と椅子で先生方はがんばって聴いてくださいました。

前半は、やさしい日本語の基本をお伝えしました。外国人が難しいと感じていること、やさしい日本語に言い換えるコツをお話ししました。
そのあとは、言い換え練習です。
今回は事前に保護者に渡された「もちつき大会のお知らせプリント」をいただいたので、
それを目の前に外国人保護者がいると思って、会話で伝える練習をしました。
さすがに毎日外国籍の子どもたちと接しておられる先生方、どんどん言い換えておられました。

通常の研修会より短かったのですが、先生方の熱心さにより、内容はとても充実していたと思います。
実施後にはDeepPeopleさんがアンケートを実施され、結果を送っていただきました。
*印象に残ったことや学びとして以下の回答をいただきました。(抜粋)
やさしい日本語で話すことの大切さがわかった、
実技(もちつき大会のプリントを使った練習)がとてもよかった、
児童への伝え方の参考になった
*今後さらに学びたいこととしては以下の回答をいただきました。(抜粋)
実際に外国人の方が困った実例を知りたい。
懇談会などで使えるやさしい日本語の表現
もっと実践的なやさしい日本語を学びたい
また、塩草立葉小学校のHPでもこのやさしい日本語研修会実施の記事をアップしてくださいました。(5/15付け)
https://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e61130803

最後に、
今回、お伝えしたやさしい日本語のコツを、ぜひ子どもたちや保護者と話されるときに
役立てていただければと思いました。(記:岸本)
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