9月11日に福井県勝山市で「はじめてのやさしい日本語講座」を担当しました。(講師:岸本 アシスタント:髙橋)
えちぜん鉄道の終点、勝山駅は登録有形文化財に指定されている、趣のある駅舎でした。
そして駅前にはもちろん恐竜の親子。
遠くに山々が連なり、おいしいお蕎麦やお米、そして清流の鮎などが名産とのことでした。
会場である勝山市教育会館の会議室には市役所の職員の皆さんや地元の企業で働く方々、
そして交流に関心のある市民の皆さん約16名に集まっていただきました。
勝山市ではベトナムやミャンマーなどの国々から徐々に住民が増えてきています。
市役所の窓口や、一般の方々と外国人との交流を目指して今回の講座を企画されました。
最初に、「やさしい日本語という言葉を聞いたことがありますか?」と質問すると、
驚いたことにたったお一人だけ手を挙げていただきました。またまたアウェーな状況。
でも何だろう?と興味を持って来ていただけただけでもありがたいことです。
実は16中、3人が外国籍の方でした。
ベトナムとブラジルからの方々で介護関係や工場で働いているおられます。
3名の方は職場の上司から参加するように指示があって参加されたようです。
つまり、やさしい日本語は外国人のための日本語学習だと思われたようです。
残念ながらそのイメージがまだまだ強いのでしょうか。
3人の外国籍の方はあれ?ちょっと違うな?と思いながらも一生懸命講座に参加していただきました。
「外国人にとって一番難しいのはなんですか?」ときくと、
「漢字、いや全部!」というお返事!参加者の日本人の方も「やっぱりそうなんだ!」と反応されていました。
前半の講座と言い換え練習問題が終わった後は、グループで課題に取り組みます。
ちょうど外国籍の方も3人おられたので各グループに分かれて入っていただきました。
さあ、習いたてのやさしい日本語が伝わるか?
実は参加者の外国籍の方はかなり日本語がお上手でした。
でも、日本人の言い換え練習をやさしく手伝ってくださいました。
短い間でしたがみなさん、国際交流を楽しんでいただけたようです。
アンケートにも
「勝山市に住んでいる外国人と話してみたい」
「英語より日本語のほうがいいんですね!」といった感想もいただきました。
これからもやさしい日本語が市役所や国際交流に役立つことを願っています。(記:岸本)
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